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月星座が蠍座の人-あなたの内面と本当の欲求

蠍座(さそり座)を月星座に持って生まれたということの意味

蠍座は、何より「一つのことに深くコミットする」ことをテーマとする星座です。
この蠍座を月星座に持つ人は本来、一つのことにどっぷりと浸ってその事を誰よりも深く追及できる素質を持ち合わせているということ。
そしてそうやって、何かに盲目的なまでに深く関わることで、それまでとはまったく違う自分に変容することができるのも蠍座の素質です。
他のすべての星座のテーマと同様に、このような蠍座の素質は生産的でポジティブな面として活用することも、破壊的でネガティブな面として表れてしまうこともあります。
特に月星座というのはその人の無意識のエリアにあるものですから、自分でも気づかないうちに蠍座の性質が発揮されていることが多いかもしれません。

自分の月星座を知っておくということは…

大切なのは、あなたの中の深い部分に確実に眠っている蠍座の素質を知っておくこと。
太陽星座が、その人が生涯をかけて目指すべきもの、意志の力で実現すべきもの、つまり外に向かって表現されるべきものを表します。
これに対し月星座は、その人が生まれながらに持ち合わせた性格や傾向、欲求など、もともと内側に備えている素質などを示すものです。
自分の月星座の傾向を知るということは、あなたが生まれた瞬間に与えられた自分自身の素質や傾向を理解する、つまりあなた自身をより深く知るということでもあります。
そもそも自分の月星座を知らない、という人はまずこちらでチェックしてみましょう。

あなたが持って生まれた素質を輝かせるために

私たちはみんな、それぞれ異なった素質を与えられています。
それの素質自体に優劣はありません。
そこにあるのは、高低や優劣の「差」ではなく「違い」だけ。
その「違い」として備わった素質は、使い方次第で素晴らしい結果を得る道具にも、破滅的な結果を導く原因にもなり得ます。
ガスや電気のエネルギーは、その性質を知って賢く活用すれば私たちに素晴らしい恩恵を与えてくれますが、無知から使い方を誤れば大事故につながりかねないのと同じです。

蠍座という月星座の素晴らしさを発揮できる場面

蠍座を月星座に持つ人は、一つのことに深く集中して関わることができる素質を持っています。
例えば、双子座のように好奇心旺盛で常に新しいことに興味が移ろうような星座を太陽星座に持っていたとしても、内側にはこのような深いコミットメント力を持ち合わせているのです。
その素晴らしさが活かせる場面はたくさんあります。
一つの研究や仕事に没頭して成果を出す、誰か特定の人の気持ちに深く共感する、他の人とは違う世界観を切り拓く…などなど。
こんな場面が訪れたら、あなたの中に秘められた蠍座の素晴らしい能力を思い出してみてください。
そしてそれを自信につなげて、新たな可能性を切り拓いてください。

ネガティブな形で蠍座の素質が表れても、否定せず受け入れる

逆に、蠍座の性質が悪いクセとして顔を出し、物事がうまくいくのを邪魔しそうになった時は、まずそれに気づくことです。
いつも同じようなパターンで失敗してしまう人、それはあなたの意志が弱いとか、あなた自身がダメだとかいうことではなく、あなたが月星座に持って生まれた蠍座の傾向が顔を出しているだけかもしれません。
それは否定しようもなくあなたの中にあるもので、それ自体に良いも悪いもありません。
それなのに、頭ごなしに否定しようとすれば、その性質はおとなしくなるどころか反発してしてしまいます。
それでは「治したい、治したい」と思っているクセが自分のコントロールを超えて何度も現れてしまったり、どんでもない形で暴発してしまったりすることにつながりかねません。

こんな傾向が表れたら、蠍座の月星座のせいかも

蠍座の場合は、その素晴らしい素質が「執着」という形で現れる場合が多々あります。
例えば対人関係であれば、誰かに執着し過ぎて相手を支配しようとしてしまうとか、ダメな相手だと思っているのにいつまでも別れられない、など…。
あるいはモノが捨てられない、一つの考えに捕らわれてしまって冷静に周りを見ることができなくなる…といった具合です。
また他人に対する冷徹さや、心のうちに秘められた意地悪さなども蠍座のネガティブな面として表れることがあります。

自分の中のネガティブな面と、どう付き合えばいい?

そんな自分に気付いた時は「私ってなんてダメなの」と自分を責めても、事態はよくなりません。
だからといって「どうせ私はこういう性格だから」と諦めたて開き直れ、と言っているわけではありません。
あまりいい気分はしないかもしれませんが、まず、それはあなたの一部だと認めてみましょう。
自分を遥かに上回る力を持った猛獣を力で支配して小型犬のように扱おうとしても、猛獣は反発してさらに暴れ回るだけです。
そうではなく、猛獣の力を認め、性質を理解することで、少し距離を置きながらうまくやっていくのと同じです。

月星座を蠍座に持つ人の素質と傾向をもっと詳しく

ここからは、蠍座を月星座にもって生まれた人の「魅力」、「才能」、「対人関係」、「本当の欲求」「陥りがちなトラブル」を具体的に見ていきましょう。

蠍座を月星座に持つ人の魅力 – 「ミステリアス」

蠍座の魅力を表現するキーワードは、何よりもまず「ミステリアス」。
特に月星座はその人の内側に本来存在しているものを示していますから、このミステリアスな魅力というのは、本人が意図せずともどこからか雰囲気として発揮されてしまうもの。
これは他の月星座の人が憧れて、努力したところで手に入れられる魅力ではありません。
度が過ぎてしまうと理解不能な人、近づきがたい人という印象を与えて敬遠されてしまう危険性もありますが、この天性の魅力は異性も同性も惹きつけてやまないあなたの財産となり得ます。
親しみやすさとのバランスを取りながら、容易にはすべてを理解させない深みのある魅力を磨いてみてください。

蠍座を月星座に持つ人の魅力 – 「内側からにじみ出る信頼感」

また、蠍座は内側に何かを固定しようとする性質を持つ星座です。
これは、大切な人との信頼関係を崩さない、秘密を守る、相手に対して誠実でいる…といった人間性として表れます。
蠍座を月星座に持つ人は、努力して相手に誠実であろうとか、信頼される人間になろうとしなくても、不思議と近しい人に「この人は信頼できる」という印象を与えます。
それは単なる表面的な印象ではなく、あなたの内側に本来備えられた蠍座の素質が無意識のうちに表れているからなのです。
自分では気づかないかもしれませんが、それは他人にとってあなたの大きな魅力の一つとなっているはずです。

蠍座を月星座に持つ人の能力 – 「深い洞察力」

蠍座を月星座に持つ人は、深い洞察力を持ち合わせています。
その洞察力は、特に理解しようとしなくても人の感情を汲み取ることができる、また物事の本質を直感的に見抜くことができる、といった形で表れます。
本人は意識したり頑張ったりして見抜いているわけではないので、自分が無意識にそういう洞察力を発揮していることにすら気付いていないかもしれません。
でもそれは、他の星座にとっては驚くべき能力です。
どんな仕事であれ、この能力は様々な形で発揮することができます。
まずは自分のそんな能力に気付いてあげてください。

蠍座を月星座に持つ人の能力 – 「集中、没頭する」

また蠍座は、我を忘れるほど一つのことに深く深く切り込むこと力を持った星座です。
これは例えば、自分がこれと決めた事に対しては他の人に真似できないほどの集中力と粘り強さで取り組むことができる、といった形で表れます。
それは単に、日常的な勉強や仕事に対する集中力がある、といったものとは少し違います。
自分の人生の中でターニングポイントとなるような、ここぞという事や人に対してこそ発揮される能力です。
そして、他の人が触れようとしないような分野や世界にもコミットできる、独特の世界観を持ち合わせているのも蠍座。
ですから蠍座を月星座に持つ人は、誰も手を付けなかった分野や、他の人が思いつかなかった方法で驚くべき成果を発揮する力を秘めているのです。

蠍座を月星座に持つ人の対人関係 – 「特定の人との深い関りを求める」

蠍座を月星座に持つ人は、無意識のうちに特定の相手とのべったりとした関係を心の底から望む傾向があります。
恋人や夫婦であれ親友であれ、ビジネスパートナーであれ、一度深く付き合ってしまった人と、ずっと密な関係でいたい。
こういうった傾向が無意識のうちに表れるので、一度心を許した人に対しては誠実で、献身的な態度で接していることでしょう。
特定の相手との深く親密な関係を保っていること、そのこと自体が蠍座の本能的な欲求を満足させるため、そういった関係が崩れてしまうとひどく不安定になってしまうこともあります。

蠍座を月星座に持つ人が陥りがちなトラブル – 「ため込み過ぎる」

蠍座は、何かを内側に取り込んでしっかりと固定させる性質を強く持った星座です。
この蠍座を月星座に持つ人は、無意識のうちに何かを貯めこもうする力が働きます。
例えば、いらないモノでもなかなか捨てる決心がつかない。
さほど意味のないことでも過去を振り返りがち。
不満や愚痴などを自分の中に閉じ込めて、いつの間にかそれが積もり積もってしまう。
習慣や生活スタイルを変えることを恐れる…、などなど。
こういった傾向が自分でも気づかないうちに発揮されて、新しい事に挑戦したり、スッキリとした新鮮な気分で生活することを阻んでしまうことがあります。
片付けられない、新しいことに前向きに挑戦できない…といった悩みが繰り返し生じるなら、それはあなたの月星座の性質のせいかもしれません。
自分を責めるのではなく、まずはあなたが持って生まれた性質をしっかり認めてみましょう。

蠍座を月星座に持つ人が陥りがちなトラブルを解決するには…

あなた自身は、自分が経験する様々な問題の根本に、こういった「ため込み過ぎる」あるいや「執着」といった根源があるということに気付いていないことが多いはず。
月星座の性質は、自分の意識していないところに表れるものだからです。
だからこそ、まずは気付くことが重要です。
そして、そんな性質が顔を出していることに気付く度に「ああ、これは私が授かった蠍座の力かもしれない」と、少し距離を置いてそれを眺めてみましょう。
否定したり、責めたりせず、ただ冷静に見つめる距離感がポイントです。
どの星座も同じですが、蠍座の性質自体に罪はありません。
それをどう扱うか、あなた自身のコントロール力こそ物事の結果を左右するのです。

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