「太陽星座」が「蟹座」のあなたは…

蟹座

蟹座という星座を、太陽星座に与えられたことの意味を知っていますか?

蟹座は、12星座の中でも屈指の愛情深さ、豊かな感情と繊細な感受性に恵まれた星座です。その蟹座を「太陽星座」に与えられたということが、あなたの人生にどんな影響を与えるか知っていますか?
一般的な星占いでおなじみの「星座」は正確には「太陽星座」と呼ばれます。「太陽星座」は文字通り、あなたが生まれた時に「太陽」が位置していた星座。そして太陽星座が表すのは、その人が「外」に向かって発揮するもの。つまり、他人や社会との関りの中でどんな才能や個性、傾向を表し、何を大切に生きようとするのか、といったことです。

社会の中で生きる大人にとって、この太陽星座の傾向は最も目立ち、大きなウェイトを占めるもの。蟹座を太陽星座に持つ人は、他人との関りや仕事、そして自分の人生を豊かに生きようとするなかで、蟹座という星座の性質が前面に表れてくることが多いのです。
自分の性格や才能、さらに短所や欠点だと思っているものも、蟹座という太陽星座の性質に影響されているかもしれません。その性質、力がどんなものなのかを客観的に理解すれば、あなたの魅力をもっと豊かに花開かせ、陥りがちなトラブルにうまく対処できるようになるはず。
さっそく蟹座という太陽星座の力と、その豊かな魅力を紐解いていきましょう。

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「蟹座」という太陽星座を読み解く、6つのポイント

蟹座が持つ「テーマと使命」

蟹の甲羅は、壊れやすくて大切なものを守るためのもの。

自分が心から安心してくつろげる場所や環境、人間関係を作ること、そしてそれを守ること。これが蟹座に与えられた最も大事なテーマであり、使命です。
このテーマは、蟹という生き物の特徴である固い甲羅に象徴されています。蟹はその甲羅で自分自身の身を外的から守っているのです。この固い甲羅の内側にあるものこそ、蟹座が何を犠牲にてしても守りたいもの。

それは具体的には、自分自身の心であったり、大切な家族や仲間、友人であったり、過去の思い出達、そして自分が安心してくつろげる場所など…。
大切なものを守りたいのは、蟹座ならずとも誰だって同じではずですが、蟹座が固い甲羅でことさらそれらを必死に守ろうとするのは、そもそもその内側にあるものがとてもデリケートで、しかも慎重に閉じ込めておかなければいつ溢れ出てしまうかわからないものだから。
つまり蟹座の固い甲羅の内側にあるものとは、傷つきやすい繊細な心、そして溢れんばかりの、豊か過ぎるほどの感情と愛情なのです。

あなたに与えられた「蟹座」という星座の力は、様々な場面であなたに作用します。

この蟹座という星座を太陽星座に与えられた人は、蟹座の「豊かな感情と愛情」「デリケートな心」「安心できる場所を求める、守ろうとする」といった性質を自分の中に持ち合わせていて、少なからずその影響を受けることになります。
そしてこれは蟹座に限ったことではありませんが、どんな星座の性質も、それ自体に「良い・悪い」や「優劣」はありません。ただ、それぞれの星座の性質が場合によって良い方向に働くこともあれば、困った状況を作り出してしまうこともあるのは事実です。

それは例えば、「水」が私たちの命と生活に欠かせない物質であると同時に、場合によってはそのエネルギーが人の命を奪い、生活を破壊することもあるのと同じ。でも、水の力と性質を知っていれば、それをある程度コントロールすることも可能になります。
あなたが生まれた瞬間に与えられた、蟹座という星座の力も同じなのです。自分が与えられているもの、それがどんなパワーを持っていて、どんな性質、傾向のものなのかを理解していれば、その力を様々な場面で、最大限に活かすことができます。
逆に無自覚なままに、蟹座の力と性質に引きずり回されて困った状況に陥ってしまうのも避けられるでしょう。
蟹座という星座の固い甲羅、そしてその内側にある繊細で優しい心と豊かな感情が、あなたの人生にどんな作用を及ぼしているのか、具体的に見ていきましょう。

蟹座を太陽星座に持つ人が「人生に求めるもの」

大切なものを愛すること、それを守り抜くこと。

蟹座は愛情と感情をとても大切にする星座。蟹座を太陽星座に与えられた人にとって、この二つの要素は無視することができないものです。
蟹座の豊かな愛情は、固い甲羅の中、つまり自分のテリトリーの内側にいる人達に対して向けられます。

その大切な人たちと、心の通い合う、温かで居心地のよい関係を築くこと。みんなが安心してくつろげる環境を作ること。そして、甲羅の内側に囲い込んだその安全地帯を守りぬくこと。
それこそが、蟹座の人生に欠かせないことなのです。このような安心感なくしては、どんな成功を手にしても蟹座の心が満たされることはないでしょう。

蟹座は一般的に「家庭」や「母性」というキーワードで語られることが多い星座。ただしそれは単に蟹座の人が「家庭的」であったり「母性的」であったりするということではありません。
蟹座が求める「くつろげる環境・守られた場所」の象徴が「家庭」であり、その家庭を守ろうとする存在をわかりやすく象徴したのが「母親」だということです。

母親は家庭の内側にいる人たちーつまり家族(特に我が子)に対して惜しみない愛情を与え、献身的に世話をし、面倒を見ます。
そしてその自己犠牲的な献身と、包み込むような無償の愛によって、家族にとってかけがえのない、大切な大切な存在となります。
蟹座が人生に求めるのは、この母親のような存在となって人々を愛し、そして自分も彼らから認められ、求められること。

ただそれは、必ずしも血のつながった家族という小さな単位に収まるものではありません。蟹座はその愛情の対象を、親しい友人や仕事仲間、さらには社会全体、国家、地球…といった規模にまで広げることができるスケールの大きさを持っています。

自分の周囲にいる人達だけでなく、何らかの価値観や感情を共有することによって自分の内側に招き入れることを許した人たちすべてを愛し、献身的に尽くす。
すべては、相手も自分も安心してくつろぐことができる世界を作るためです。さらに、その努力と献身によって、自分が他の人達にとって大切存な在として認められる…。
これが蟹座という星座を太陽星座に持つ人が、家庭や社会の中で生きるうえでとても大切なことなのです。

蟹座を太陽星座に持つ人が周囲を惹きつける「魅力」

親しみやすさと優しさ、人の感情に寄り添う力

蟹座を太陽星座に与えられた人は、基本的に多くの人たちから愛される魅力の持ち主。なぜなら、母親が家族に与える安心感や優しさ、それと同じものを蟹座のあなたは周囲の人たちに与えることができるから。

母性に象徴される蟹座の性質が、人々を惹きつけずにおかない素晴らしい魅力として表れるのです。それは親しみやすさ、おだやかで優しい印象、人を受け入れる懐の深さや温かさといった印象として表れます。そんな印象の人物が、周囲にとって魅力的でないわけがありません。

もちろんそれは、表向きの「印象」だけのものではありません。蟹座の力を授かった人は、実際にとても優しく思いやりに溢れた、根っからの「お人好し」なのです。
さらに他人の感情に驚くほど敏感で、相手の気分や本音、望みなどを言葉を超えて、直感的に理解することができます。

そしてそれに対して、実に繊細で適切な対応ができるのです。相手が本当に求めていることがわかるので、人の話を聞くのもとても上手。これは、そもそも蟹座自身が自分の内側に溢れ返るほどの豊かな感情を抱え、甲羅の内側でそれを一生懸命扱い続けているから。

自分の波うつ感情を常に見つめ続けているから、他人の心の動きもごく自然に察知することができるのです。しかし実はこれは、蟹座以外の人々にとっては驚くべき能力です。
そしてそんなふうに人の気持ちに寄り添い、さりげなく、かつ適切な対応ができる蟹座に、人間として大きな魅力を感じるはずです。

愛情と感情、人と人がつながるのに欠かせないこの二つの要素を誰よりも大切にする蟹座は間違いなく魅力的で、仲間内やグループ内で目立った存在になることも少なくありません。

しかし、みんなが心地よい環境を作ることに喜びを感じる蟹座にとって、人から愛されることは大事であっても、自分だけが目立つ、注目されるのは必ずしも本望ではありません。
そのためあくまで謙虚で、礼儀正しい態度でいることができます。もちろんそれも、周囲の人たちにとっては蟹座の魅力として映ります。

蟹座を太陽星座に持つ人が発揮する「才能」

献身的で働き者。鮮やかな記憶力と共感力

「誰かのため」というモチベーションがある時、蟹座を太陽星座に授かったあなたはあらゆる力を発揮することができるし、とてもタフになれます。
それは母親が、子供を守り育てるために懸命に働き、必要な知識をどんどん吸収し、あらゆる才覚をフルに発揮し、子供を授かる前とは比較にならないほど強くなれるのと同じ。

それと同じ力を、蟹座のあなたは我が子に対してだけでなく、社会に向けて発揮することができるのです。自分の働きが誰かの役にたつ、誰かを助けられるという意識があれば、蟹座のあなたは粘り強く努力し、強い責任感を持って献身的に働き続けることができます。

「愛情」と「感情」に支配されているといっても過言ではない蟹座ですが、実はとても知的でもあります。
母親が大切な家庭を守るには、愛情だけではなく、あらゆる状況に対応する賢さと機転も必要。その賢さと機転が、蟹座の頭の回転の速さ、知性となって表れるのです。

また蟹座は記憶力にもとても優れています。蟹座にとって「思い出」はとても大事なもの。すべての思い出を自分が生きてきた証として、甲羅の内側に大切に大切にしまっています。これも、子供の成長の印を大切にとっておこうとする母親の姿と重ねることができます。

子供はみるみるうちに成長し、決して時間を巻き戻すことができないことを知っているから、母親はどんな些細なことでも大切に覚えておこうとする…。この、過ぎ去った時間に対する狂おしいほどの愛着が、蟹座の鮮やかな記憶力につながるのでしょう。

そして蟹座のもう一つの才能は「共感力」。感情豊かで仲間を愛する蟹座にとって、自分の喜びや哀しみ、好き嫌いなどを大切な人たちと共有し合えることは何より嬉しいことの一つ。
この「共感」に対する喜びを、蟹座は自分の意志次第で家族や仲間といった小さなコミュニティにとどめておかず、地域や社会、さらには国家、地球規模にまで広げることができます。

さらにそこに、人の感情を直感的に理解できる能力が加わると、たくさんの人たちが共感する作品やモノ、サービスを生み出す才能として開花し得ます。
一般的に「家庭的」と言われる蟹座の力は実は、家庭という小さな枠に収まるこじんまりとしたものではなく、とてもスケールの大きなものなのです。

蟹座を太陽星座に持つ人が求める「人間関係」

自分を求めてくれる人、守っていくれる人が必要

蟹座は、気心許した人たちとの心地よい関係性を一生懸命守ろうとする星座です。蟹座を太陽星座に与えられたあなたも、少なからずこの傾向に影響されるでしょう。

蟹座が求める安らかな環境の象徴である「家庭」、そこには「家族」という特別な存在が必要です。そして蟹座の性質を象徴する「母親」という存在もまた、家族という人間関係の中でしか成立しないもの。

家庭-つまり蟹座の甲羅の内側には、そこにいることを許された特別な人達が必要で、また母親には自分が世話をすべき相手、つまり自分を頼り、かけがえのない存在として愛してくれる存在が必要なのです。

誰かれなく親しく打ち解けてワイワイ騒ぎ、「じゃあね!」とさっぱり別れるような人間関係では蟹座が求めるものではありません。家庭=自分の甲羅の内側に誰でも迎え入れていたのでは、そこは家庭としての安心感を失ってしまいます。

また家族とは何がおこっても特別な絆で結ばれているべきもの。何の絆も認められない人や、簡単にそれを断ち切って外に出ていってしまう人を、蟹座は自分の甲羅の内側に招き入れることはできないのです。蟹座のあなたが、誰とでも簡単に打ち解けたり、すぐに自分をさらけ出したりできないのはそのせい。

そしてその甲羅の内側は、人を包み込むような温かな愛情と、溢れるほどの豊かな感情が大切に閉じ込められている場所。そこに立ち入ることを許した人達が、自分の感情を理解してくれることは、蟹座にとって最もうれしいことの一つです。
例えば「これ美味しいね」とか「あれかわいいね」といった、本当に些細なことでも、そうやって大切な人達と自分の喜びや悲しみ、好き嫌いを共感し合えることは、蟹座に大きな満足感と幸福を与えてくれます。

そしてもちろん蟹座は、その豊かな愛情を「内側」にいる人たちに惜しみなく与えようとします。それは無償の愛のようにも見えますが、実はそこには「自分が相手に何かを与えることで、相手を囲い込んでおきたい」という気持ち、そして「自分が相手にとってかけがえのない存在でありたい」という切実な望みが潜んでもいます。

蟹座がそんなに切実に、相手に求められることを望むのは、どこかで「自分は相手に与えることでしか愛されないのではないか」という不安があるから。

だから、相手が自分を大切にしてくれている、愛してくれている、守ってくれると感じられると、心から安心することができます。愛情を与える一方で、自分自身も愛されたいという強く切実な望みを抱えているのが蟹座なのです。

蟹座を太陽星座に持つ人が抱えている「不安」

大切なものを守らなければいけない重圧、未知への恐れ

蟹座はそもそもとても繊細な星座です。固い甲羅の内側は、とても傷つきやすく脆いものが隠されているのです。そして、常に外の世界に対してどこかで怯えてもいます。

なぜなら、守らなければいけない大切なものをたくさん抱えて生きているから。蟹座の素晴らしい力を太陽星座に与えられたあなたは、同時にこの不安をどこかで感じ続けているかもしれません。

一人で身軽に見知らぬ場所へ出かける時は、自由にどこへでも行けるし、気ままに楽しめばいいけれど、小さな赤ちゃんを連れて、あるいはとても壊れやすい大事なものを抱えて出かける時は、そうはいきません。
あそこに行っても大丈夫かな?いや、やっぱりやめておこう…、大切なものは無事かな?など、様々な不安が頭をよぎるはずです。 その不安から選択は自ずと慎重になり、行動も制限されます。

実は蟹座は、常にこれと同じような不安をどこかで感じながら生きているのです。だからどちらかというと心配性で、環境の変化を好まない傾向があります。
未知の環境や新しい出会いにワクワクするよりも、そこにあるかもしれない危険(実際にはまず安全と頭でわかっていても)を避けようとする心理が働くからです。

また、蟹座の他人に対する愛情深さも、実は自分の存在に対する不安と表裏一体の面が。他人の感情に敏感な蟹座は、常に自分の存在が相手にとって必要なものなのかどうかが不安で仕方がありません。

その不安を解消するために、相手に優しく接し、温かく面倒を見ることで「ここにいることを許された」存在になろうとするのです。相手が自分にとって大切な人であればあるほど、自分という存在を認め、愛して欲しいためにさらに献身的になっていくでしょう。

そしてそうやって「誰かの役に立つ存在」としての自分の存在意義に慣れてしまうことで、自分自身の純粋な楽しみや幸福に罪悪感を覚えてしまうことが。
例えば、母親が子供を数時間誰かに預けて、自分だけ贅沢な食事に出かけるのにどこかで後ろめたさを感じてしまったり、病気の家族の介護を数日だけ休んで、息抜きの旅行に出かけたのにやっぱり楽しみきれなかったり…。

食事も旅行も自分が望んでいたことのはずなのに、罪悪感からその喜びを素直に受け取ることができない。蟹座は、たとえ子育て中や介護中でなくても、自分の楽しみに対してこんな罪悪感を覚えてしまう傾向があります。
本当は望んでいる自分の楽しみや喜びがあるのに、いざそれが目の前に差し出されると「私だけこんなに楽しんで、幸せでいいのかな…」という気持ちが働いてしまうのです。

あなたの「月星座」が持つ意味も調べてみましょう

実は蟹座という太陽星座が表しているのは、あなたという複雑で豊かな存在のごく一面でしかありません。
あなたをもっと深く理解するためのカギとなるのが、太陽と対をなす存在である「月」。
生まれた瞬間に、月が位置していた星座=「月星座」は、その人が持って生まれた性格や心の奥底にある本当の欲求などを表すと言われています。

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