「太陽星座」が「牡牛座」のあなたは…

牡牛座

牡牛座という星座を、太陽星座に与えられたことの意味を知っていますか?

牡牛座は、12星座の中でも指折りの粘り強さと優れた身体感覚、センスを兼ね備えた星座です。その牡牛座を「太陽星座」に与えられたということが、あなたの人生にどんな影響を与えるか知っていますか?
一般的な星占いでおなじみの「星座」は正確には「太陽星座」と呼ばれます。「太陽星座」は文字通り、あなたが生まれた時に「太陽」が位置していた星座。
そして太陽星座が表すのは、その人が「外」に向かって発揮するもの。つまり、他人や社会との関りの中でどんな才能や個性、傾向を表し、何を大切に生きようとするのか、といったことです。

社会の中で生きる大人にとって、この太陽星座の傾向は最も目立ち、大きなウェイトを占めるもの。牡牛座を太陽星座に持つ人は、他人との関りや仕事、そして自分の人生を豊かに生きようとするなかで、牡牛座という星座の性質が前面に表れてくることが多いのです。
自分の性格や才能、さらに短所や欠点だと思っているものも、牡牛座という太陽星座の性質に影響されているかもしれません。その性質、力がどんなものなのかを客観的に理解すれば、あなたの魅力をもっと豊かに花開かせ、陥りがちなトラブルにうまく対処できるようになるはず。
さっそく牡牛座という太陽星座の力と、その豊かな魅力を紐解いていきましょう。

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「牡牛座」という太陽星座を読み解く、6つのポイント

牡牛座が持つ「テーマと使命」

安定した生活の基盤を手に入れて、生きることの喜びをしっかり味わう

自分の身体、五感を使って外の世界を確認し、味わうこと。そして、そんな外の世界で安心して生活するための、現実的な暮らしの基盤を手に入れ、守ること。これが牡牛座に与えられた最も重要なテーマであり、使命です。
牡牛座は12星座の二番目の星座。一番目の牡羊座は、大きな産声を上げて自分がこの世にやってきたことをアピールする星座であり、まだ「魂」のような抽象的な存在でもあります。

そして次の牡牛座で、その魂のような存在はようやく「身体」を持ち、現実的な生の営みを始めようとします。いわばハイハイしたり、つかまり立ちを始めた赤ちゃんのようなもの。
自分の身体とを意識し始め、周りのモノに何でも触れ、口に入れ、感触を確かめる段階です。自分で触って、見て、味わって一つ一つ確かめることで、自分の外に広がっている世界を認知していくのです。
そして身体というものを与えられて生きる以上、それを維持すること、快適な状態に保つことは生命にとって最大の関心事となります。
いつ外敵に襲われるかわからない、明日飢えてしまうかもしれない…。そんなサバイバルな野生生活では、人生の豊かさを味わう余裕もありません。
自分の生命を守り、つなぐために必要な生活の基盤を手に入れる。そのうえで安心して、身体で感じることのできる喜び、楽しみをしっかり味わう…。そんな基本的な「充足」をないがしろにせず、自分の足元をしっかり確かめながら歩むのが牡牛座です。

あなたに与えられた「牡牛座」という星座の力は、様々な場面であなたに作用します。

この牡牛座という星座を太陽星座に与えられた人は、牡牛座の「安定した生活基盤を求める」「今、ここにあるものを大切にする」 「現実の生活を見つめる」といった性質を自分の中に持ち合わせていて、少なからずその影響を受けることになります。
そしてこれは牡牛座に限ったことではありませんが、どんな星座の性質も、それ自体に「良い・悪い」や「優劣」はありません。ただ、それぞれの星座の性質が場合によって良い方向に働くこともあれば、困った状況を作り出してしまうこともあるのは事実です。

それは例えば、「水」が私たちの命と生活に欠かせない物質であると同時に、場合によってはそのエネルギーが人の命を奪い、生活を破壊することもあるのと同じ。でも、水の力と性質を知っていれば、それをある程度コントロールすることも可能になります。
あなたが生まれた瞬間に与えられた、牡牛座という星座の力も同じなのです。
自分が与えられているもの、それがどんなパワーを持っていて、どんな性質、傾向のものなのかを理解していれば、その力を様々な場面で、最大限に活かすことができます。逆に無自覚なままに、牡牛座の力と性質に引きずり回されて困った状況に陥ってしまうのも避けられるでしょう。
現実世界をゆったりと楽しみ、五感の喜びを味わい尽くす牡牛座という星座の力があなたの人生にどんな作用を及ぼしているのか、具体的に見ていきましょう。

牡牛座を太陽星座に持つ人が「人生に求めるもの」

現実的な生活を安定させる、喜びを五感で味わう

牡牛座は、安心で快適、かつ安定した現実成果の基盤を手に入れ、それを守ろうとする星座。そして自分の身体・五感でしっかりと確認できるものを大切にする星座です。
太陽星座に牡牛座を与えられた人にとって、この二つの要素は無視することができないもの。

現実の生活をかえりみず、見果てぬ夢を追い求めて飛び続けるような生き方は、太陽星座が牡牛座の人が求めるものではありません。牡牛座は、今、目の前に存在している現実ときちんと向き合い、その手触りをしっかり確かめながら、一歩一歩着実に歩む星座です。
理論だけで中身のないものに憧れたり、目の前にあるものを無視して、いつまでも夢やロマンの世界に心を遊ばせ続けたりはしません。

牡牛座は「目の前の現実」をちゃんと見つめ、味わいます。そして、もしその現実が牡牛座にとって快適で満足のいくものでない場合、その不満を解消するために一生懸命努力します。

ただ文句を言って時間をムダにしたり、「アレがもっとああだったら、コレがこうだったら…」と頭の中で考え続けているだけでは、何にもならないことを牡牛座はよくわかっています。
安定していて、快適に過ごせる生活の基盤を手に入れることなしに、牡牛座が心から見たされることはありません。そして、そんな環境を手に入れるために、地道でも着実な努力を重ねることこそ、牡牛座の人生を生き生きと輝かせる生きがいでもあるのです。

また、美味しいものを食べたり、会話を楽しんだり、目を喜ばせてくれる美しいものをそばにおいて愛でる、といった、日々の生活の中で確かに実感できる喜びを後回しにして、歯を食いしばって生きるような人生も牡牛座にはなじまないもの。
牡牛座は人生の喜びを目いっぱい感じ取ろうとする星座です。

そして牡牛座にとっての喜びとは、崇高な理念や机上の空論に酔いしれることではなく、確かな手触りのあるもの、自分の五感で味わえるものを楽しむこと。
そんな喜びを、自分が手に入れた安心で快適な環境の中で日常的に味わえること。太陽星座が牡牛座の人にとってはそんな楽園を手に入れ、守ることが人生に何よりも求められます。

牡牛座を太陽星座に持つ人が周囲を惹きつける「魅力」

温かでイノセント、争いを好まない穏やかさ

牡牛座を太陽星座に与えられた人は、温厚で人当たりが良く、温かな魅力の持ち主。安全で快適な暮らしを求める牡牛座にとって、人との不毛な争いや衝突など、まったく意味がないものです。
自分の理念や理想を声高に主張して押し通そうとする激しさや強引さも、持ち合わせていません。

また、人と人の温かなつながり、人と接することの喜びをとても大切にするのも牡牛座。太陽星座が牡牛座の人には、そんな牡牛座の性質が、穏やかで落ち着いた雰囲気、愛想のよい笑顔、イノセントなストレートさとして表れてきます。
こんなやわらかで優しい印象の人物が、周囲の人たちにとって魅力的と映らないわけはありません。

さらに牡牛座は、地に足を付け、しっかり現実を確かめながら生きていく星座。そのため、太陽星座に牡牛座を与えられた人は、しっかり者で誠実、信頼できる人という印象を与えます。

もちろんそれは、単に表向きの印象だけのものではありません。太陽星座が牡牛座の人は、実際にとても芯が強く、良識的な感覚に従って生きる常識人。
誠実で安心感があり、道を大きくそれてしまうような不安定さはありません。

そして牡牛座は、人生のあらゆる喜びを心から愛し、楽しむ星座でもあります。人と楽しみを共有するのが大好きで、人と話すことも好き。
身体を動かすことや、自然に触れること、美しいものを見ること、美味しいものを味わうことなども、牡牛座が愛してやまないこと。

そうやって自分の五感でしっかり感じられる、プリミティブでリアルな喜びを何より愛しているため、理屈をこねたり、小難しいことを言ってひねくれたりする卑屈さとも無縁です。

むしろ、のびのびと、ゆっくり人生を楽しもうとゆったり構えている牡牛座。そんな愛すべきイノセントな魅力が周囲の人たちを惹きつけるため、牡牛座の周りには自然と人が集まってきます。

牡牛座を太陽星座に持つ人が発揮する「才能」

圧倒的な五感のセンス、諦めず努力する粘り強さ

牡牛座は、自分の身体・五感で確かめられることに対する、優れた感受性とセンスに恵まれた星座。料理や農業など、味覚の鋭さが求められる分野。美術や芸術、デザインなど視覚的な美意識が必要な分野。
音楽・音響のように聴覚に頼る分野。そして自分の身体で何かを表現する演劇やダンス、さらにスポーツやリラクゼーションなど…。牡牛座を太陽星座に与えられた人は、こういった分野で様々な才能を発揮できます。

牡牛座のこういった、五感に対する秀でたセンスは、すべて「身体の喜びを感じる、五感を喜ばせる」ということがカギになっています。そういった喜びを誰よりも大切にし、敏感に感じ、その喜びをしっかりと味わうことができる…。
そのこと自体が牡牛座の秀逸な能力なのです。本人にとってはあまりに日常的なことなので、それを才能として意識したことはないかもしれません。
でも、人間にとってのこういう根源的な喜びを、本当に素直に感じ、それに忠実でいるということは、実は誰にでも自然にできるものではないのです。

どれほど優れた芸術をたくさん鑑賞しても、一流シェフの料理を食べつくしても、その素晴らしさを理屈ではなく、自分の感覚で感じ取ることができなければ、何の意味もありません。
こういう「素晴らしさ」を自分の身体で、誰よりも的確に感じることができる牡牛座。自らその喜びを作り出す料理人や芸術家などの表現者としても、もちろん素晴らしい才能を発揮できます。

それだけでなく、こういう身体的なセンスを重視する分野であれば、どんなことでもその力を輝かせることができるでしょう。もちろん仕事だけでなく、家庭の中でもその能力は発揮できます。
美味しい料理を作ること、家を快適に整えること、美しい食器やインテリアを選ぶこと…などなど、様々なシーンで、楽しみながら牡牛座の力を借りることができるのです。

そして牡牛座は、目の前にあるものを大切にし、一つ一つのことを確実に、じっくり片付けていける粘り強さと意志の強さの持ち主でもあります。目標を定めたら、簡単にあきらめたり投げ出したり、他のことに目移りしたりせず、ひたむきに努力する。
その忍耐力とバイタリティも、「夢」を絵空事でなく、現実に自分の手で触れられる、形ある「もの」として手に入れようとする、牡牛座の力から生まれるものです。

牡牛座を太陽星座に持つ人が求める「人間関係」

じっくり関係を育める、温かで現実的な関係が必要

牡牛座を太陽星座に与えられた人には、周りの人たちとの安定した、現実的な人間関係がとても重要です。牡牛座は「今、目の前に存在しているもの」を大切にし、安定した豊かな生活の基盤を固め、守ろうとする星座。
太陽星座が牡牛座の人は人間関係を築くにあたって、少なからずこの傾向に影響されるでしょう。

他の人たちとの軋轢を生んででも自分を主張し、常に議論や衝突が絶えないような環境では、牡牛座は消耗してしまいます。また、思想や理念といった抽象的なものだけでつながる人間関係、相手と直接触れあうことができないバーチャルな関係も、牡牛座が求めるものではありません。
そういった実態のない関係性だけでは、満たされないのです。体温を感じられる距離で人と話し、触れ合い、今という現実を共有しすることが大切です。

牡牛座は、自分の理想の楽園を現実世界に築き上げる星座。その楽園にはもちろん、物質的な充足は欠かせません。
たとえば、雨露をしのぐだけでなく快適に生活できる豊かな住まい、毎日おいしいものが食べられる安定した生活の糧、日々をさらに豊かに彩ってくれる美しいモノたちなど…。
でも、そこに独りぼっちでいたのでは、楽園は完成しません。その快適な環境の中に、ずっと一緒にいてくれる、穏やかに暮らしていける仲間たちが必要です。

そこには、かけひきや策略といった腹黒いものはもちろん、お互い神経質に気を使わなければいけないような息苦しさもあってはいけません。
楽しくおしゃべりして、一緒においしいものを食べて、安心して眠る…。そしてまた明日、同じような平和な一日がやってくると信じられる。それこそ牡牛座が人生に、人間関係に求めるものなのです。

また、自分の楽園の中にいてくれる大切な仲間に対してはとても誠実で、愛情も援助も惜しみなく与えます。もちろん、そこにいてくれるのはどんな相手でもいいわけではありません。
楽園で一緒に、快適に過ごせる人、過ごせない人の好みはハッキリと分かれます。

特に、平和を乱す激しさや自分勝手さの持ち主、実態のない小難しい理論や議論を好む人、人生を楽しもうとしない、ひねくれた態度の人には抵抗を感じることも多いでしょう。あくまで人生を豊かに、のびのびと愛して楽しもうとするのが牡牛座なのです。

牡牛座を太陽星座に持つ人が抱えている「不安」

変化に対する強い不安、何かを失うことへの恐れ

人生を愛し、生きることの喜びをのびのび味わう牡牛座ですが、そんな姿勢の背後にはひそかな緊張と不安が潜んでいるのも事実です。牡牛座の素晴らしい力を与えられたあなたは、同時にその不安もどこかで感じているかもしれません。

牡牛座は、あくまで地に足のついた「現実」の生活を見つめ、そこに生きる星座。そのため、自分が望む、安定した生活の基盤や環境が得られない場合、人一倍の不安を抱えてしまいます。
もちろん牡牛座もさまざまな夢を抱きますが、それはあくまで、実際に手に触れられる、形のあるものとして実現すべきもの。追い求めること自体に意味がある見果てぬロマンや、現実逃避のための空想の中に生きたりはしません。

無一文になっても、明日がどうなるかわからなくてもいい、とにかく夢に向かって突っ走る!といった無謀さは、牡牛座には耐えがたいもの。
他の人に「どうにかなるって」などと励まされても、自分の生活の安定が、自分の思う形で保障されないということは牡牛座にとって、他の人が思う以上に、自分の存在が危うく感じられるほど不安なことのなのです。

また同じ理由から、一度手に入れたものが崩れてしまう、自分のものでなくなってしまうことに対する恐れも大きくなりがちです。特に現状が安定している時、極端な変化を強いられることは負担です。
もっと上を目指せ、もっと遠くへ進め、と言われても、牡牛座には「安全で穏やかな暮らしを守る」というもっと大切な使命があるのです。

また、大きな決断や判断を迫られることも、牡牛座にはとても負担に感じられることがあります。「決める」ということは、何らかのかたちで現状を変えるためのアクションであり、決めるためには一つの選択肢だけを残して、他を捨て去ってしまわなければいけません。
それによって失われるものがあるかもしれない…という不安が、牡牛座を躊躇させるのです。

もちろん、だから太陽星座が牡牛座の人は変化できない、決断できないということであありません。ただ、あなたが自分の意志とは裏腹に、変化に対する抵抗を感じたり、必要な場面で決断をためらってしまうことがあるとすれば、それはあなたの太陽星座である牡牛座の性質が働いている可能性があります。

大切なのはまずそれに気づき、認めること。それだけで、少し冷静になって行動できるようになるはずです。

あなたの「月星座」が持つ意味も調べてみましょう

実は蟹座という太陽星座が表しているのは、あなたという複雑で豊かな存在のごく一面でしかありません。
あなたをもっと深く理解するためのカギとなるのが、太陽と対をなす存在である「月」。
生まれた瞬間に、月が位置していた星座=「月星座」は、その人が持って生まれた性格や心の奥底にある本当の欲求などを表すと言われています。

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